EURO2020 ベスト8 (7月3日)

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気付けばEURO2020も残り数試合を残すのみ。下馬評通りにいかないのがトーナメント方式の醍醐味かと思いますが、「もっと見たかった」チームが敗退していってしまうのは寂しい限り。

本日も行われたベスト8の2試合が行われました。勝敗は個人予想の通りになりましたが、特にスイスはフランスを破っただけあって、最後の最後まで粘りましたね。

 

ベルギー  1 - 2  イタリア

ボール支配でイタリアが54%。シュート数もイタリア14本に対してベルギーが10本と五分五分といっていい展開だったかと。アザールを欠いたベルギーは中央ルカクを中心に中央突破や遠目からのシュートを試みますが、ちょっと精度が欠けていたのと、ゴール至近距離まではイタリアDF陣寄せ付けることを許さなかったこともあり、あまり驚異を感じられません。このあたりはさすがカテナチオの国というべきでしょうか?

対するイタリアはサイド攻撃を織り交ぜながらペナルティーエリアにグイグイ入っていく積極的な攻撃を見せます。象徴的だったのが1点目。バレッラが密集するDF陣を強引なドリブルでかいくぐり右足一閃。キーパーが触れられない素晴らしい角度に決まり、イタリアが先制。追加点もイタリアで、インシーニェがミドルレンジ放ったシュートから素晴らしい軌道でゴール右隅に決まり0-2に。

この後ベルギーのJ・ドクがペナルティーエリアで倒されたPKをルカクが決めて1-2となりますが、スコアはこのまま動かず、イタリアの勝利となりました。キエッリーニおじさんを始めとした堅守と敵陣ゴール付近深くまで侵入できる攻撃陣。試合を通じてイタリアチームの完成度の高さを感じました。本当にこのまま優勝するのではないかと思ってしまいます。気がかりなのは靭帯をやってしまったっぽいスピタッツォーラ。次節以降は絶望的なので、ここがうまく埋められるのでしょうか?

しかし、ぶっちゃけイタリアのスタメンで私が本当に知ってた選手はキエッリーニだけです。ホント若返りましたね。

 

スイス  1 - 1  スペイン(PK 1-3)

驚異的な粘りでフランスを撃破したスイスですが、背番号10のジャカが累積警告の影響で出場停止。その上、開始8分でいきなり先制されます。J・アルバのシュートをブロックしようとしたD.ザカリアの足が微妙な角度でボールに触れてしまいシュートコースがねじ曲がってしまったせいで、GKゾマーの逆をつかれる感じになったボールがそのままゴールに吸い込まれ、スペイン先制。その後、得点こそ許さなかったもののボール支配率はスペインが73%(試合トータルなので、前半はもっとスイスも頑張ってたかも)と圧倒的。もはや万事休すかと思われた後半68、右サイド深めの位置でスペインDF陣がボール処理を誤ったスキをついてR.フロイラーがボールを奪い中央にパス、走り込んだシャチリに対してスペインDF陣の寄せが間に合わず、ほとんどプレッシャーを受けない状態で放ったシュートがゴール左隅に決まり、同点に。

しかし、またも不運が。 R.フロイラーがレッドカードで退場。10人になってしまい、今度こそ万事休すか?と誰もが思ったことでしょう。ところが、スペインは特典を奪えません。28本ものシュートを浴びながらもGKのゾマーを中心に90分耐えつづけ、

 延長戦もド至近距離のボレーシュートをゾマーが跳ね返すなど耐えつづけPK戦にまで持ち込みました。PK戦でついに力尽きましたが最後まで死力を尽くしたスイスは個人的にもっと見たかったチームです。

 

と、そうこうするうちに、次の試合が近づいてきました。もうライブで見る気力がないので、ハイライトで見ようと思います。